学生会議2023〜共生社会を共創する〜 実施報告

お知らせ

1.開催概要

■イベント名:学生会議2023~共生社会を共創する~

■場所:国立オリンピック記念青少年総合センター

■日時:6/25(日) 13:00~19:00

■主催・共催・後援

 主催:学生団体おりがみ

 共催:NPO法人おりがみ

 後援:東京都

 ※本企画は、2025年日本国際博覧会協会が主催する TEAM EXPO 2025「共創チャレンジ」登録プロジェクトです

■参加者

 合計:116名

 参加者:98名

 見学者:18名

2.プログラム概要

 13:00~13:20 オープニング

 13:20~14:45 全体会

 14:55~17:00 分科会

 17:20~18:10 共有会

 18:10~18:50 クロージング

〈全体会〉

4名のゲストスピーカーに登壇していただき、所属団体の活動から「共生社会」について話していただいた。

〈分科会〉

6分野に分かれ、ワークショップを展開した。それぞれの分野から「共生社会」の関わり方について考え、新しい企画を生み出した。

・環境分科会

「環境への思いやりをかたちに」というテーマで、2名のゲストスピーカーのお話と3つのワークから「おもしろい環境ボランティア」を企画した。また、分科会を通して「自然環境と人が共生する社会」を実現するために、私たち学生が一歩目を踏み出すことの大切さについて考えるきっかけを与えた。

・教育分科会

教育格差をテーマに、子どもたちに体験活動を提供されているゲストスピーカーのお話を踏まえて、学ぶ意欲の高い子どもと高くない子どもとの共生を考え、子どもたちが自発的に学ぶ姿勢を習得できる体験活動を企画した。

・国際分科会

アフリカをテーマに、日本との生活の違いの動画や実際に海外ボランティアの経験のあるゲストスピーカーにお話いただいた。支援する側と支援される側の共生を考え、学生だからこそ考えつく自由なアイデアで両者の需要と供給が一致するようなボランティア企画を考えた。

・スポーツ分科会

子どもが中心のスポーツをテーマに実際にスポーツを体験したり、ゲストスピーカーのお話を聞いて参加者、企画者の両者の視点から考えた。年齢・出身・性別・障害のバックグラウンドが異なる人々が交わり、お互いを尊重し合う共生社会を目指し子供が楽しめる企画を生み出した。

・福祉分科会

「引き出そう、あなたなりの福祉との関わり方」をテーマにゲストスピーカーさんのお話やワークを通して障がいのある方との関わり方や「友達」という存在について考え直し、一人一人がこれから福祉の世界で何ができるかを見つめ直した。

・文化分科会

「好きをきっかけに文化をつくる中で、みんなが笑顔で過ごせる共生社会を目指していく」をテーマに、文化とは何か、自分の好きからどんなアクションを起こせるのかを考えた。ゲストスピーカーの方のお話を聞いたり、お互いの考えを共有したりすることで新たな視点をもつきっかけとなった。

〈共有会〉

各分科会の内容をリーダーから共有していただき、分科会と学生会議全体の振り返りをした。

3.アンケート結果

■有効回答数:83件

■満足度:5段階評価(5が最大)

プログラム内訳平均
イベント全体4:15人、5:68人4.82
全体会3:3人、4:13人、5:66人4.76
分科会4:14人、5:66人4.83
共有会3:4人、4:17人、5:62人4.70

■自由記述

感想(一部抜粋)
・普段考えないような「共生」というトピックを自分なりに解釈できる機会になった。・共有会でそれぞれの分科会がどのような共生社会を目指しワークしていたかが分かり興味深かった。・普段一つのことをこんなに話し合うことがないので普段めったにない機会をこの活動を通して経験できた。・他大学の人と交流することができ、色々な人との意見交換を通じて自分の考えを深めることができた。・特に学生ならではの柔軟な発想、全体会での多様な組織での円滑な運営が勉強になった。・みんなの話が上手くて感化されて刺激的な1日になった。・流れもよく、意見を出す時間と、考える時間がちょうどよく取れていて充実していた。・実際に話を聞くだけでなく、自分たちも参加しながら共生社会について考えることができたことがなにより素晴らしい機会になったと思った。・目的や考えるべきことが明確で、学びもたくさんある会議だったから。・普段表には出にくい想いや考えを共有でき、向き合うことができたように感じました。自分にとってはとても刺激的で、原動力になるような時間を体験することができてとても良かったです。
共生社会に対して新しい知見や心情の変化
・どの分野も同じ共通点を持つ個人として接していきたいと改めて感じた。・共生社会を難しいものと考えていたが、より身近なものとして感じることができてよかった。自分の意見を周りに発信していくことの大切さを学んだ。・共生社会は福祉の用語だと思っていたので、自分のイメージに沿った福祉分科会に参加しましたが、まとめでいろんな分科会の話を聞き、共生社会はいろんな切り口から考えられるものだというイメージに変わりました。・最初は、共生社会と聞いて、大きなものをイメージしていましたが、話を聞いて、話し合いを通していくうちに、共生社会を自分ごととして捉えて、自分の行動で共生社会を創ることができるんだと思うことができた。・今までは共生社会をなんだか漠然と捉えていた。ですがイベントを通して、私たちには何が出来るのかをしっかり考えられ、理解と行動の面で一歩前進できた。・一方的に何かをするのではなく、お互いに、何かを与え合うという関係がとても大事だと、新たに気づいた。今後の活動の中で活かしていきたい。

4.ゲスト紹介

・全体会ファシリテーター:都築則彦

NPO法人おりがみ 理事長

有限会社トウチク 代表取締役

Earth Light Project実行委員会 代表

・全体会パネラー:杉本昂熙

学生団体おりがみ 代表

NPO法人おりがみ 理事

NPO法人World Football Ship 理事

・全体会パネラー:加藤ありさ

上智大学ソフィアオリンピック・パラリンピック学生プロジェクトGo Beyond元代表

・全体会パネラー:中澤太良

NPO法人Bizjapan 9期代表

KOMAD Boardメンバー

Lab-Cafe マネージャー

・環境分科会ゲストスピーカー:山口俊也

プロデザインスタジオ一級建築士事務所代表

GOGOボランティア(地域活性型清掃活動)代表

・環境分科会ゲストスピーカー:池田日陽

環境ロドリゲス代表

・教育分科会ゲストスピーカー:田中陸

認定NPO法人キッズドア 事業戦略部・広報ファンドレイジング部アソシエイト

・国際分科会ゲストスピーカー:宮下亜美

株式会社フェローシップ

Africa Quest インターン/カンボジアプログラムアシスタント

・スポーツ分科会ゲストスピーカー:金子大介

公益社団法人東京青年会議所 江東区委員会 委員長

・福祉分科会ゲストスピーカー:江ヶ崎健雄

一般社団法人ソーシャルサポート アソシエーション・ルーツ 代表理事

千葉県教育委員会 千葉県特別支援教育研究推進会議 委員

・文化分科会ゲストスピーカー:さとうひろたか

軒先珈琲 ファウンダー

・文化分科会ゲストスピーカー:坂倉康太

C-raft Lab創設者

学生団体おりがみ前文化チームリーダー

特設サイト:https://2023-origami-gakuseikaigi.studio.site/-2023

本企画は2023年8月28日に毎日新聞様に掲載いただきました。

ともに・共生社会へ:注目の団体 好奇心で社会変える 学生ボランティア「おりがみ」 | 毎日新聞
 <未来をつくるSDGs>  「おもしろそう」からはじまる共生社会を創る――。関東を中心に約40大学の大学生らが所属する「学生団体おりがみ」は、こんなキャッチフレーズを掲げて活動するボランティアグループだ。

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